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2019年11月3日日曜日

私の英語学習歴:小学校編


Hi!

こんにちは。
ひさしぶりの更新になります。秋も深まりましたね。
お約束したとおり、私という一翻訳者の英語学習歴がどのようなものか、ご参考までに、ケース・スタディ的に綴ってみようと思います。

私が初めて英語に触れたのは小学校3年生の時。

まだ小学校英語などない時代に、父の赴任先のマレーシアで学ぶことになりました。

兵庫県の田舎からクアラルンプールに移って、まだホテル暮らしのうちは試練の日々で、自家中毒を起こして大好きな牛乳が飲めなくなったりしました。

日本人学校へ持っていくお昼は、毎日、ホテルの食堂のクラブハウスサンド。
ちゃんと見てくれていた担任の先生が、「先生のおにぎりと交換しようか」と言ってくれた時には子供心に恩義を感じたものです。

あ、英語の話でしたね。

日本人学校でも英語の授業はあったのですが、メインは自宅での家庭教師の先生との1対1です。

想像できますか? ABCを書いたこともなかった子どもが、日本語を一切話せない中国人の先生に一から英語の教育を受けるんですよ。

最初はかなり苦痛がっていた、と後ほど母から聞きました。でも女性の先生で、幼稚園の先生もしてらした方だったんですよね。なので教育には慣れていたのだと思います。

英語学習を始めて3ヶ月後くらいには日本の中学校1年生の3学期くらいにはなっていたと思います。

小学校のほうの英語は基礎クラスと上級クラスがあって、小学校3年生の2学期に転校した時には基礎クラスでしたが、4年生に進級するにあたって上級クラスに入ることになりました。

基礎クラスが教科書中心のテキストブック・スタイルとすれば、上級クラスはフリートークが中心の気ままなスタイルでの授業でした。向いていたと思います。ただ、なぜ私が上級に入れたのかは謎なのですが…。

英語の勉強には思わぬ余得もありました。

私が毎日スクールバスで帰宅したあと、ひたすら隣の家の木々に住むリスを眺めて過ごしているのに同情した技術者の父が、ポケットコンピューターを自由に使わせてくれたのです。

子どもの器用さで、人様の書いたプログラムとコマンド表を手がかりに、あっという間に自分でプログラミングするようになりましたが、この時に使ったプログラム言語のBASICが、要するに英語だったんですね。なーんだ、プログラムなんて英語じゃないか、と思ったのを覚えています。

1年、2年と経つ頃には家庭教師の先生との会話にも慣れて、ある意味、楽しい遊びの時間になりました。

日本語の雑誌のページを先生に見せて、この遊びをやろう、と提案したら、"But it's Japanese."と言われたのを覚えています。

それに対して、"I'll translate it for you."と返したような返していないような…。当時はまだtranslateは知らずにexplainだったかな、とも思いますが、それだと翻訳者のエピソードとしてロマンがないですね(笑)。

家庭教師の先生、小学校の授業に加えて、英語を使わなくてはならなかった場所。それはスイミング・スクール。

水泳は大好きな私でしたが、あれ嫌でしたね(笑)。泳ぎの下手な者代表として、プールサイドで指示されるままに手足の動きをやってみせる(笑)。

で時間が来て、ようやく帰れると思ったら、"Tak, do you know リリィ? You know, リリィ?"って…。はいはい、わかってますよ。リレーでしょ。やりますから、という感じでした。

そんなこんなのマレーシア暮らしも小学校5年の冬に終わり、帰国前には2軒目の家であるコンドミニアムでパーティー。そこで、生涯忘れないであろう英語を耳にしました。

私を見たお客さんの一人が、もう一人に、"He's very handsome. Isn't he?" と話しかけたのです!

かつての紅顔の美少年、今では眼鏡をかけた、ただのおっさんです(笑)。

えーと、このブログ、英語学習歴について書いてるんでしたね(笑)。

なので最後に一つだけ書いておくと、私がマレーシアで学んだ英語は、イギリスの旧植民地の古式ゆかしいブリティッシュ・イングリッシュ。

I have a pen.は米語と同じですが、その否定形は I don't have a pen. ではなく、I have not a pen.

他の動詞は米語と同じ扱いでしたが、haveだけはhave動詞と呼んで、特別な扱いを受けていました。

この経験で、私は日本の中学校に上がる際、少し混乱したんです。すぐ慣れましたけど。

以上、長文おつきあいいただき、誠にありがとうございました。

I really appreciate.

次回はウクレレを弾きます。中島みゆきさんの「糸」か、「ボヘミアン・ラプソディ」あたりを検討しています。

ではまた!

Bye!





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